海外不動産について

海外不動産について

2017年09月15日 19:00 投稿

現在日本国内在住ですが、海外不動産への投資に興味があります。 とはいえ、遠方でのことで、管理にトラブルが生じれば現地業者任せで十分に対応できるのか不安ですし、国ごとに異なる法制、税制についても詳しくありません。 たとえば米国の不動産は健全なインフレ経済のもとにあり有望視されているかと思うのですが、上記のようなネガティブな理由からやめておいた方が良いでしょうか。 海外不動産投資全般において注意するべき点も踏まえ、ご指南ください。

専門家の回答

2017年09月17日 19:08 投稿

ご質問の内容についてですが、米国不動産投資について言えば、節税のメリットが大きいのが特徴です。具体的には日本の場合築40年の木造と言えばほぼ建物価値は無いことになりますが、米国の場合には建物の価値が重視されるので土地30%、建物70%の比率でも珍しくありません。このため、日本国内の富裕層が減価償却メリットを享受する為に米国不動産を購入するケースは最近目立っております。(加えて減価償却は日本の制度を利用できます)さらに米国の国民性でしょうか、リフォームを施せば築年の古い建物でも賃料のアップサイドも狙えるので、より高利回りとすることも期待できます。但し、以下の点には注意してください。 ①為替リスク②融資について(海外物件の融資なので現地担保で対応できる銀行は相当数限られます、通常国内物件を担保にする必要があります)③不動産の存する地域の特徴(雨季やハリケーン等の自然災害リスク、日本と違い、治安面や居住する人種や学校グレード等の地域リスクが大きい、そのため現地に精通した信用できるリアルターの存在は欠かせません)④税制改正等のリスク(先述の減価償却については見直しが検討されいます) 以上簡単に米国不動産中心にお話ししましたが、最近は各国毎の不動産投資指南の本も多く出ておりますので興味のある国を中心に一読をお勧めします。

有賀 岳大

経験年数:3年 会社名:株式会社フロネシス
資格: 不動産鑑定士
連絡先:t.ariga@phronesis.link

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